あいさつ


 当協会は、平成25年4月1日から公益社団法人としてスタートをきり、14年目となりますが、この間畜産業界では、生産現場における高齢化や担い手不足の進展等による生産基盤の弱体化、飼料を始め資材価格の高騰による生産コストの増大、年々進行する地球温暖化やアニマルウェルフェアに配慮した飼養管理などが課題となっています。
 また、家畜衛生面においては、高病原性鳥インフルエンザが毎年度全国的に発生し、近年では令和7年1月に愛知県内で約187万羽もの鶏が殺処分されております。野生イノシシでの感染が拡大している豚熱については、ワクチン接種が行われているものの、未だ養豚農家での発生が見られ、本県の養豚業においても予断を許さない状況であります。加えて、海外で発生が拡大している口蹄疫やアフリカ豚熱に対しては、我が国への侵入を何としてでも防止する必要があり、より一層の家畜防疫・衛生体制の充実が求められています。
 一方で、新型コロナウイルス感染症の流行に伴って大きく落ち込んだ消費は、その後の世界的な政情不安や円安の進行等に伴う物価高により、必ずしも十分に回復している状況にはありません。
 こうした中、当協会としましては、これまで以上に実施事業の公益性を担保しながら、畜産物の価格変動により生ずる畜産経営体の損失を補填する事業、畜産経営の安定・向上と畜産の理解醸成に関する事業、畜産経営支援活動及び家畜防疫を徹底するための経費に対して助成を行う事業を積極的に実施し、県内の畜産生産基盤を支えつつ、安全・安心で品質の良い「愛知の畜産物」の供給を推進してまいりますので、関係者の皆様方の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。

令和8年4月1日

公益社団法人 愛知県畜産協会
 理事長  川上 万一郎