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| 【 橋 養 鶏 賞 】 |
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養鶏業振興の一助とするため、養鶏業界の向上発展に顕著な業績をあげた者を選び表彰するとともに、その成果を紹介しています。 生涯を養鶏にかけた先覚者、高橋廣治氏が設立した財団法人橋養鶏賞財団が褒賞していましたが、畜産団体の統合に伴い、現在は愛知県畜産協会が実施しています。 高橋養鶏賞歴代受賞者 |
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第43回高橋養鶏賞表彰式 | |
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平成30年6月28日公益社団法人愛知県畜産協会の総会終了後、第43回橋養鶏賞表彰式が行われ、当協会川上理事長から受賞者へ賞状、賞金、銀杯が授与されました。 | |
経営部門の受賞者の平野耕二氏は、大学卒業された昭和63年に家業の(有)ヤマト養鶏に就業され、平成24年に同社代表取締役就任されていますが、その経営は今日に至るまで、地域の中心的な養鶏家として事業を継続されてきました。
![]() その過程においては、育雛業者の廃業が進んでいた平成4年に育雛舎を新設したのを契機に、近隣養鶏農家等の育雛受託を始め、平成12年には育雛部門の分社化も図りながら、最盛期には年間30万羽を地域に供給し、現在では名古屋コーチンを主体的に特化して年間3万羽を出荷しています。 この名古屋コーチンでは、コーチン卵の生産・販売を積極的に推し進めるため、平成22年に地域の仲間と共に知多養鶏で「ごんの会」を設立し、地域資源循環型農業を実践しながら地域振興に努められています。 地元産業の活性化のため、知多養鶏農業協同組合でカレー、マヨネーズ、たまごかけ醤油等7種類の加工品を開発、販売されています。 またその一方で、社長に就任した平成24年以降には、中国からの海外技能実習生の受入れ始め、現在も常時3名がを継続して実習しています。加えて、現在は平成27年に設立された常滑養鶏クラスター協議会の会長として、平成28年には(一社)愛知県養鶏協会の理事にも就任され、地域の畜産振興のまとめ役としても活躍されています。 | |
同じく経営部門で受賞された養鶉経営の幡野正二氏は、昭和34年に耕種農家として就農されましたが、同39年に大学(二部)を卒業して暫くした昭和47年に畜産業(養豚)を始められ、平成8年に現在の養鶉業に転じられ、その経営は地域の中心的な生産者として現在に至られています。その間には、平成12年には全国唯一のウズラの専門農協である豊橋養鶉農協の組合長に就任された11年間の間に、組織改革と経営基盤の強化・安定(組合と豊橋養鶉(株)の製販一体経営)を図り、ウズラ卵のブランド化を推進されました。 その中でも、平成21年に自農場でも弱毒性鳥インフルエンザの発生農場のひとつとして全羽殺処分による経営基盤を喪失するも経営再建を図り、地場産業と連携したウズラ卵のブランド産品の開発にも貢献されました。 現在は経営を子息の現農協組合長に託されているものの、地域における「名古屋コーチン」のブランド力強化に向け、毎年「名古屋コーチン」を使用した惣菜・スープ等の商品開発に取り組むとともに、「名古屋コーチン」を積極的に海外にPRされています。 | |
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《近年の表彰式》 第50回高橋養鶏賞表彰式(令和7年度) 第49回高橋養鶏賞表彰式(令和6年度) 第48回高橋養鶏賞表彰式(令和5年度) 第47回高橋養鶏賞表彰式(令和4年度) 第46回高橋養鶏賞表彰式(令和3年度) 第45回高橋養鶏賞表彰式(令和2年度) 第44回高橋養鶏賞表彰式(令和元年度) 第43回高橋養鶏賞表彰式(平成30年度) 第42回高橋養鶏賞表彰式(平成29年度) 第41回高橋養鶏賞表彰式(平成28年度) 第40回高橋養鶏賞表彰式(平成27年度) | |