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【 橋 養 鶏 賞 】 |
養鶏業振興の一助とするため、養鶏業界の向上発展に顕著な業績をあげた者を選び表彰するとともに、その成果を紹介しています。 生涯を養鶏にかけた先覚者、高橋廣治氏が設立した財団法人橋養鶏賞財団が褒賞していましたが、畜産団体の統合に伴い、現在は愛知県畜産協会が実施しています。 高橋養鶏賞歴代受賞者 |
第49回高橋養鶏賞表彰式 | |
令和6年6月27日公益社団法人愛知県畜産協会の総会終了後、第49回橋養鶏賞表彰式が行われ、当協会川上理事長から受賞者へ賞状、賞金、銀杯が授与されました。 | |
経営部門で受賞された宮本大介氏は、平成27年に岡崎市に所在する六ツ美養鶏加工協同組合の代表理事に就任され、東は千葉県から、西は広島県まで、広域にわたる成鶏処理の中核事業者として、県内外の採卵鶏農家の飼養鶏の円滑な更新に貢献しています。その一方で、氏は一般社団法人日本成鶏処理流通協会のHACCP作成専門委員として、HACCPに基づく衛生管理の手引書の作成を通して、全国の同業者の衛生管理体制の向上を先導してきました。 | |
宮本氏は、地域社会との関わりを強く意識されていることから、組合で全国的にも珍しい骨付きもも肉を丸ごと一本入れた「六ツ美のあの肉カレー」を令和3年に開発した際には、地元郵便局と連携した販売や、岡崎市六ツ美地域で栽培保存されている大正天皇ゆかりの縁起米「萬歳(ばんざい)」とのセット販売を企画するなど、地域活性化に貢献されています。加えて、地元の子ども食堂にも食材を提供するなど、地域社会との繋がりを大切にしています。 |
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また、害者雇用にも取り組み、熟練した職員だけでなくても取扱いが可能な「もも肉脱骨機」を導入するなど、雇用機会創出に努め、障害者の高い就業定着率を維持しています。この功績により、令和2年には愛知県から障害者雇用優良企業等表彰を受けられています。 多様な国籍の外国人が組合従業員の過半数を占める中、永住資格を得た日本語が堪能な従業員を積極的に登用して通訳の役割を担わせつつ、職場内の母国語表示も進めるなど、国籍を問わず働く従業員にとって安心安全な職場づくりを実践しています。さらに、終業後には地域市民センターを会場に、外国人従業員のための日本語教室を開催し、賛同する地元企業の参加も得て、地域の外国人教育の場に成長させた功績は大きいものがあります。 | |
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《近年での表彰式》 第49回高橋養鶏賞表彰式(令和6年度) 第48回高橋養鶏賞表彰式(令和5年度) 第47回高橋養鶏賞表彰式(令和4年度) 第46回高橋養鶏賞表彰式(令和3年度) 第45回高橋養鶏賞表彰式(令和2年度) 第44回高橋養鶏賞表彰式(令和元年度) 第43回高橋養鶏賞表彰式(平成30年度) 第42回高橋養鶏賞表彰式(平成29年度) 第41回高橋養鶏賞表彰式(平成28年度) 第40回高橋養鶏賞表彰式(平成27年度) 第39回高橋養鶏賞表彰式(平成26年度) |